令和７年３月１１日　火曜日

那住行政書士事務所

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おはようございます！

今日は３月１１日です。東日本大震災から１４年。あらためてご冥福をお祈りするとともに、いざという時に備え、心の準備をする日だとも思います。

午後２時４６分には静かに黙とうをささげたいと思います。

３・１１―東日本大震災から14年

３月１１日。あの東日本大震災から１４年が経過する日を迎えました。ここ数年、福島県の浪江町によく足を運ぶようになったり、東北地方へ足を運ぶ機会が増えました。実際に足を運んでみると、海岸沿いを中心にそのままになっている土地が広がっていたり、今だ、立入が規制されている地域があったりと、復興半ばであることに衝撃をうけます。

昨年は８月に、相馬市を訪ねました。

行政書士は大きな災害が発生した時、罹災証明申請のサポートや、自動車の抹消手続きなど、行政書士の知見を活かした様々な支援を行うことができます。昨夏、普段より一緒に勉強会を開いている皆さんと一緒に、東日本大震災にて大きな被害を受けながらも、その後、様々な施策を通じ積極的な災害対策を行っている福島県相馬市を訪ね、その現場を視察させて頂きました。

何度も、相馬市の手前にある浪江町には行っているので、ある程度、状況は良そうがついていたものの、やはり海岸線沿いに何もなくなった風景を見ると衝撃を受けました。そしてところどころに立つ、慰霊碑に刻まれた名前の多さにも衝撃を受けます。しかしここに何も無いことが、次の災害を発生させないための知恵だったりもするわけです。震災後、高台に移転を行い、新たに作られて住宅街も見学させてもらいました。

そして相馬市関係者のご案内により、震災後建てられた「防災備蓄倉庫」の見学をさせて頂きました。「相馬兵糧蔵」と名付けられた備蓄庫は、災害時に必要な、食料や水、毛布、おむつ等の消耗品などを備蓄している倉庫です。広い倉庫内に整然と並べられています。１万人が３日間必要な量を備蓄しているそうです。また隣接する会議室は、個室にわけられるようになっていて、いざという時は避難所として機能するようにもなります。

この備蓄は相馬市のためだけでなく、提携する自治体で災害があった時は、この備蓄庫より食料等を運びだし、現地に届けるという役割も持っています。

いざという時に備え、こうした準備が必要なんだということ、そして震災を教訓に、自治体が率先して、このような施設を整備していることに、とても関心しました。