昨日10日、東京ビッグサイトで開催された「EDIX 第15回教育総合展・東京」に行ってきました。コロナ禍の最中は、なかなかこういった展示会に足を運ぶことがなかったので、こういう用事でビッグサイトにくるのも久しぶりです。
当事務所では教育機関からの著作権の相談に対応し著作権業務のお手伝いをしておりますし、また現在、日本行政書士会連合会から「著作権教育伝道師」に任命され、学校現場での著作権教材の開発を検討したりもしています。
そんなこんなで、教育現場で実際にどのようなコンテンツが使われているか、現在の教育現場の事情はどうなっているかということは、私にとってかなりの関心事項であったりします。
旧知の業者さんにご挨拶をしたり、いくつかブースを回ったり。
特に今回、関心を持って回らして頂いたのが、「AI」関連の製品やコンテンツを出展しているブースを回りました。いくつかのブースでは具体的にお話を伺わせても頂きました。生成AIをどのように利用するか、各業界で様々な議論になっているかと思います。今回EDIXで見させていただいたものは、例えば、生徒の成績や情報等を入力して、通知表のコメント欄を生成するAIや、生徒の学力、授業の内容等を入力して問題を生成するAIなど。なるほど様々な活用方法があるんだな、と。
海外の状況を伺ったり、日本の教育現場の現状を伺ったり、今後の業務にかなり参考になる展示会でした。特に、ここ数年、足を運んでいなかったので、だいぶいろいろな状況が様変わりしているのだなぁと。
【ネタバレ】映画『Winny』金子勇は何故逮捕された?実話を元にした“ネット史上最大の事件”の顛末は?徹底解説 | FILMAGA(フィルマガ) https://filmaga.filmarks.com/articles/228801/ #FILMAGA
昨日5月10日は、ファイル共有ソフト「Winny」を開発した、金子勇・東大助手の逮捕があってから、ちょうど20年の日でした。金子勇教授は2004年5月9日、著作権侵害を幇助した共犯容疑で、京都府警に逮捕されました。その後、刑事裁判は最高裁まで争い、2011年12月19日無罪確定。システムを使い、違法行為を行った人が処罰を受けるのは当然のことですが、システムを作った技術者が逮捕され、そして結果無罪となる、異例の事件でした。
この事件により、日本の技術開発が大きく影響を受けたのは間違いありません。ビットコインやNFR、そしてスカイプなどに使われている技術の基本は、Winnyで使われた技術が使われています。「グレーゾーンは逮捕のリスクがある」ということで、今日のAIを巡る議論にも影響を与えている部分があると思います。
もちろん違法行為を行うこおは許されず、コンテンツの著作権を守ることは重要なことです。しかし不当な圧力で技術革新が阻害されることは、わが国の技術分野においても、経済分野においてもマイナスでしかありません。
今、Netflixでこの事件を題材にした、ドラマが公開されています。
願わくば、金子先生にこの映画を見てもらいたかったですね。
皆様、良い週末をお過ごしください。
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